スキャナで取り込んだページです。
これが綺麗に修正できるんでしょうか?
Photoshopで取り込んだデータを開きます。
コミック部分だけをトリミング(切り抜き)します。
ビューワ等で開いたときに読みやすくするためです。
追記
2010/0618
過去ゼンメモはグレースケールで黄ばみを飛ばしていましたがもっとスマートなやり方があることを知りました。
イメージ→色調補正→色相・彩度→マスター→イエローとレッドを各選択→明度+100
これで邪魔な影を残さず黄ばみが飛ばせます。挑戦してみてください
他の部分も表面がザラザラしたような紙質がでています。
輝度を上げて影を少し飛ばしましょう。
イメージ→色補正→明るさ・コントラスト
ちょうどいい加減を自分で調節してみましょう。
あまり輝度を上げすぎると、絵自体の薄いトーンまでトンでしまうのでバランスを見ながら調節してください。
画像の大きさを変更します。
イメージ→画像解像度
よく使われるフォーマットとしては縦 1200 or 1600があります。
これはモニタの解像度に由来しているようです。
小さい方がファイルサイズも縮みます。その分画像の劣化も起きます。
1200と1600を比べても何倍にも拡大してトーンをチェックしない限り気づかないレベルでしょう。
フィルタ→ぼかし→表面
ちょうどいい加減を自分で調節してみましょう。
ぼかすと絵の輪郭がぼやけます。好みでフィルタ→シャープ→アンシャープマスクをかけると輪郭がくっきりします。
日焼けしてまっ黄色だった古本とは思えません。
最後にJpgで画質80~程度で保存します。
これで基本的な加工は完了です。好みの画質や更なる向上を目指してPhotoshopの勉強をしましょう。
とひとつ忘れていました。まさかこの作業を1枚1枚やるんじゃないかとうんざりしていませんか?
Photoshopにはアクションという機能があります。
作業工程を覚えさせて自動で適用させる機能です。
新規アクションを作成→アクションの名前をつける→記録→トリミング~ぼかしまで作業をひとつひとつ行います。→再生/記録を中止
ファイル→自動処理→パッチ→先ほど作ったアクションを指定します→開くフォルダを指定します→保存フォルダを指定します→OK
で自動処理が始まります。
以上で漫画の電子化工程は全て完了しました。
皆さんも電子化にチャレンジしてみましょう。
追記
自炊するのに便利なツール
eTilTran(えちるとらん)
絵の傾きを一括で直してくれます。画像のリサイズなども行えます。
藤-Resizer-
画像のリサイズや補正、保存形式を一括で行えます。
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